ヴォーカル・アンサンブル カペラ2019シーズン・定期公演
ジョスカン・デ・プレ 諸聖人のミサ
グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会
2019年10月10日(木) 午後7時15分 カトリック関口教会聖マリア大聖堂
主催:株式会社フォンス・フローリス
助成:芸術文化振興基金
ヴォーカル・アンサンブル カペラ
superius: 花井尚美 夏山美加恵
contratenor: 富本泰成 渡辺研一郎
tenor: 及川豊 根岸一郎
bassus: 櫻井元希 花井哲郎(音楽監督 Maestro di Cappella)
演奏プログラム
グレゴリオ聖歌 諸聖人の祝日のミサ固有唱
Gregorian chant, Proprium missae de Festo Omnium Sanctorum
ジョスカン・デ・プレ (1450/55?-1521)
ミサ《ガウデアームス》 / 「めでたし 世の希望であるマリアよ」
Josquin des Prez (1450/55?-1521),
Missa Gaudeamus / “Ave mundi spes Maria”
グレゴリオ聖歌の入祭唱に基づいたジョスカンのミサ《ガウデアームス》は一説によると、その聖歌が歌われる11月1日諸聖人の祝日のための作品と考えられています。ジョスカンの全ミサ曲を始め多数のモテット、シャンソンなどを演奏してきた経験を生かし、2年後のジョスカン没後500年の記念の年を見据えて、ジョスカンのこの傑作に再び挑みます。諸聖人の祝日のミサという枠組みのなかでグレゴリオ聖歌と共に演奏します。またモテットとして、3部構成の聖母への祈りの歌「めでたし 世の希望であるマリアよ」を取り上げます。この4声の作品はスペリウスのパートが失われてしまっていますが、他の声部から比較的容易に復元できるのです。そんなことからほとんど演奏されることはありませんが、ジョスカンらしい佳作です。(音楽監督 花井哲郎)